第一回東海地区滝ツアー顛末記


1999.12.12



高樽の滝

対岸の無名滝

鈴ケ沢の滝

段々の滝
渡合三滝

竜神の滝

銅穴の滝
1999年も押し詰まってきた12月12日、何故か東海地区滝ツアーなるものを主催してしまった。 全瀑連の公式掲示板において、最近は東海地区の加盟者が増えて来た為、一度は歓迎会を兼ねて顔合わせしたいとの趣旨から、調子に乗って幹事を買って出てしまったのだ。 全瀑連のツアーはどこそこの滝に行くという事が先に決まっているのだが、今回は歓迎会から始まっているので、行き先が思いつかない。 行きたい滝は沢山あるが、自分が行った事も無い滝ではツアーにならないし、あまり遠い所や難易度の高い滝でもまずかろうという事で、何度も予定を変更しながらなんとか岐阜県は東濃方面ということで折り合いを付けたのであった。

さてツアー当日、急遽同行が決まった同志である三角点マニアさんの車で、集合場所の「道の駅 花街道 付知」に向かう。 曇り空ではあるが所々に青空も見えるまずまずの天候である。 中津川IC近くのコンビニで食料を調達後、以外に早いam8:30に集合場所に到着する。 今回の参加者は、自分と連れの三角点マニアさん、山さん、ぽたさん、よっしぃさんと、飛び入り参加予定の瀑岐隊長の6名である。 途中合流予定だったとんかつさんは、前日に合流出来そうにない旨のメールを頂いているので、残念ながら今回は不参加となった。 山さんとよっしぃさんについては今回が初対面なので、顔も車も判らない。 適当に時間を潰していると、見覚えのあるレオーネに乗ってぽたさんの登場である。 話しをしていると山さんとよっしぃさんも登場し、取り敢えず参加者が集まった。 自己紹介と簡単な行程の説明をしてから最初の目的地である高樽の滝に向かう。 瀑岐隊長は、前日の滝行きがかなりハードだったらしいので来ない可能性大との判断で、三角点マニアさんとよっしぃさんの車に分乗して出発する。 
国道257号より付知峡へ向かい、総合案内所の前より渡合温泉方面への林道をひた走る。 1.5車線の林道はじきに地道になり15分程で高樽の滝に到着した。 道路脇の空き地に駐車し、早
速撮影モードに突入する。 高樽の滝は高樽沢が付知川本流に合流する地点に懸かる直瀑で、「岐阜の名瀑・名峡」によると落差40mなのだが、現地には落差21mとの看板があった。 確かに40mも無いような気がするが果たして・・・? そんな事を確認してる内に、他の人々は山のほうへ分岐する林道の橋の上からの撮影を済ませ、河原へと降りていく。 山さんは最近買ったという総重量6kgの三脚を担いでいく。 見てるだけで重そうだが・・・。 自分も橋の上から何カットか撮影してから、河原へと降り始めるが、その頃にはみんな道路へと戻りつつあった・・・。 ともあれ、河原に降りて心ゆくまで撮影させて頂く。 前回来た時は、山の帰りだったしアベックがいちゃついていたので、急いで数枚撮っただけで帰ってしまったのだ。 上へ戻ってみると、よっしぃさん達は滝の銚子口へ行ってみたり、道路沿いに落ちている別の支流の滝を撮影したりしていたようだ。 ちょっと時間を取り過ぎたかと恐縮しながら、次の目的地の渡合温泉へと向かった。 
ところが、しばらく走ると三角点マニアさんが、対岸に二条に落ちる滝を発見する。 近くの路肩に停めて、案内図を見ると付近に鈴ケ沢の滝というのがあって、遊歩道がそこまで通じているらしい。 さては対岸に見えるあれが鈴ケ沢の滝かと深く考えずに、近くに見えた吊り橋の方へ向かったのが間違いであった。 この吊り橋は河原から30m程上にワイヤーを張り、その上に板を渡しただけのかなり危うい代物で、「三人以上同時に乗るな」と書いてあるのだが、怖くてとても1人以上は乗る気がしない。 順に一人ずつ渡るのだが、想像以上に揺れるのだ。 しかも日陰の部分には、以前に降ったと思われる雪が少し残っており、すべるのではないかと余計に不安をあおってくれる。 無事に渡ったのも束の間で、今度はここから先に進む道が無いではないか。 尾根の方に続く怪しげな消えかけた踏み跡と、谷筋へと降りる完全に朽ち果てた階段があるのみだ。 尾根に上がり無理をすれば何とか行けそうだったが、そこまでして行く程の滝でも無いと意見が一致したので、今回は引き返す事にする。 怖い吊り橋をまた渡り直して戻ってみると、倒れた看板に、無情にも通行止めの文字が朱書きされていたのだった。 
今回は遠望ですますかと三脚を立てていると、どうやら対岸の滝は鈴ケ沢の滝では無い事が発覚し、今度こそまともな遊歩道を滝に向かって歩いて行ったのだった。 10分程歩くと支流に落差30m程の2段の滝が懸かっていた。 今度こそ鈴ケ沢の滝だ。 早速、撮影タイムに入るが、遊歩道の橋の上からでは写真にならないので、みんなで危うげな斜面を滝の方へと進んでいく。 上段の滝壺付近に行きたいところだが、かなり切り立った岩場のため断念して、下段の滝の前で三脚を立てる。 上段の一部が木に隠れて見えないが、なかなか水量もあるいい滝である。 ここでも心ゆくまで撮影したため、またしても他の人々をお待たせしてしまった。 意外な滝の発見に時間を取られてしまったが、再び渡合温泉へと向かう。 
ところが、またまた道路脇の支流に滝を発見する。 今度はその名も段々の滝という全体で20m程の連瀑帯である。 全体で7〜8段くらいはあるだろうか。 ちょっと水量は少なめで、灌木に遮られているが、それでも何カットか撮影する。 このままでは渡合温泉に到着するまでに日が暮れるのでは無いかと、ちょっと心配になるが、無事に(やっと?)第二目的地の渡合温泉に到着したのだった。 
温泉の営業は11月末までなので、温泉の駐車場に車を停めて歩き始める。 以前に比べて随分と整備された印象で、過剰整備とまではいかないがちょっと考えさせられる。 滝まで1km程であるが、本流をかなり高巻くように遊歩道がつけられているため、6kgの三脚を担ぐ山さんは心なしか辛そうに見える。 遊歩道から沢を見下ろすと、結構面白そうな滝が見え隠れしている。 しかし、ここからでは崖を転がり落ちる以外に接近する手段が無いので、来年の夏にでも瀑岐隊長のご指導の基に、沢登りツアーでも企画しようか等と話している内に滝に到着した。 渡合三滝は木曽越えの滝、親滝、子滝の三つの滝からなっており、そのなかでも一番手前にある木曽越えの滝は銚子口の真上に橋がかかっているという大変に楽しい滝である。 少し離れた観瀑場からもその全貌は伺えない。 山さんとよっしぃさんをその場に
残して、先に親滝・子滝の撮影に向かう事にする。 実は「滝への旅」で紹介している渡合三滝はこの親滝・子滝で、三の滝というのは間違いなのであった。 今回はその修正を行う為にも、三つの滝のちゃんとした写真を撮らねばならぬ。 そんな決意を抱きながら観瀑台へ到着してみると、この季節でも子滝は常緑樹の影に隠れ、岩場の影に隠れてその姿を見せようとはしなかった。 親滝の写真を撮り、山さんとよっしぃさんに場所を譲ると、カメラ片手に観瀑台の左手の斜面をよじ登り始めたのだが、どこまで行っても、結局木に遮られてまともな写真は撮れなかった。 諦めて木曽越えの滝に戻り、橋の上から銚子口の写真を何枚か撮ってから、観瀑台の向こうの崖を灌木に掴まりながら降りて行った。 しかし、これ以上は降りられない所まで来ても、無情にも全貌は撮影出来そうに無い。 仕方なくその場で何枚か撮影すると、斜面をよじ登って銚子口まで戻っていったのだった。 みんなは私がトイレかどこかへ行ったと思っていたらしく、あの斜面を降りて撮影して来たと言ったら、ちょっと呆れられてしまったようであった。 沢の様子を偵察しながら駐車場へと戻ると、昼を大分過ぎた時間であった。 本来の予定では、夕森渓谷に移動後に昼食の予定であったが、ここで昼食とする。 温泉の駐車場ではちょっとまずいか(人もいた事だし)と考え、手前のキャンプ場の受付棟のベンチで、昼食タイムとする。 私の持参した資料(「岐阜の名瀑・名峡」等)を見ながら昼食を取った後、次なる目的地である夕森渓谷へと出発する。 
当初の予定では、夕森渓谷の最奥部にある一ツ滝までを予定していたのだが、既に時間が足りない事が判明していた為(誰のせいじゃー)、簡単に到達出来る銅穴の滝までを本日の行程とする事に変更する。 国道 257号に戻り、道の駅付知で各自の車に乗り換えると、県道 3号で夕森渓谷へと向かう。 途中、よっしぃさんの携帯に瀑岐隊長より合流する旨の連絡がはいったらしい。 到着時間が判らないので、取り敢えず竜神の滝へと向かう。 総合案内所の前を通り過ぎて、分岐を右手にとるとキャンプ場の駐車場に竜神の滝の看板があるので、ここに駐車して滝に向かう。竜神の滝は落差はそれほど無いけれど、本流の滝なので結構水量は多い。 それよりも滝壺の水の綺麗さに感心する人が多かったようだ。 ここは完全に遊歩道化されており、周遊ルートで色々な角度から滝が見れる様になっている。 過剰整備とも思えるが、観光地である以上仕方がないのであろうか。 思い思いに撮影していると、いつの間にやら瀑岐隊長の姿が・・・。 前日の回廊の滝探訪の様子を聞いたりしながら、しばしお話モードとなる。 残念な事によっしぃさんは、都合があるのでここで離脱となる。 代わりに瀑岐隊長を加えて、最後の銅穴の滝に向かう。 林道ゲート手前の駐車場より徒歩30分の行程である。 山さんの6kgの三脚がことさら重そうに見えたのか、既に撮影を放棄した三角点マニアさんが三脚運搬係になり、みんなで取り止めも無い話しをしながら、林道を歩いて行く。 途中、山さんはて○○ん(注−私ではない)との関係について、瀑岐隊長のから鋭い突っ込みを受けていたようだが・・・。 そんなこんなで、思ったより早く銅穴の滝に到着する。 既に日も大分落ちて、暗くなりかけていたが、そんな事とは関係無く撮影モードに入る。 この滝は川上川に流入する支流の滝なのだが、その割には今回もそこそこの水量がある。 先日の下不動滝は本流でもあの程度の水量だったのに、やはり山自体の大きさが違うせいだろうか・・・。 暗くなりかけて来たので、適当に撮影を切り上げ、銅穴の滝の前で記念写真を撮ると、駐車場に向けて下って行ったのだった。 途中で支流の小滝を撮影したりしながら駐車場に到着、瀑岐隊長はこれからスタッドレスタイヤを買いに行く為、ここで離脱である。 
残りのメンバーで国道 257号経由で中津川に戻り、焼き肉屋さかいで30分程待たされたあげく、やたら辛いタマネギに舌をしびれさせながら打ち上げの食事を採り、無事にツアー終了とした。

今回は、いわゆるアウトドアシーズンも紅葉の時期も過ぎていた為、すべての滝を貸し切り状態で楽しむ事が出来た。 しかし、簡単な行程の滝が多かった為、次回(があれば)はもう少し秘瀑に近い滝のツアーも検討してみたいところである。 ちなみに、今回のツアーにおいて、最も滝前で粘ったのは、ほかならぬ自分であった。 更に、道無き斜面をよじ登ったり、崖の手前まで降りて撮影したりといった危険行為(?)を行っていたのも自分だけであった。 単独の時はともかく、ツアーの時はもう少し慎むべきだったかな、等と反省しながら、無事使命を終えた開放感と満足感にひたるのであった。(あとは写真の出来さえよければ・・・。)                      







記念撮影なぞ・・・

天 候 − 曇り 時々 晴れ

コース − 道の駅 花街道 付知  → 高樽の滝 → 対岸の無名滝 → 鈴ケ谷の滝 → 段々の滝 → 渡合三滝 → 
       夕森渓谷 → 竜神の滝 → 銅穴の滝 → 打ち上げ(焼き肉) → 解散