夜のボスラ遺跡

アンマン市内の観光もそこそこに、バスに乗り込み北を目指してひた走る。 なぜなら今日中にシリアへ入国しなければならないからである。 既に旅程は数時間は遅れている上に、ここは「アラーの神の思し召し」が全てを支配する中近東だ。 果たして無事に国境を通過出来るのか。 若干の不安を胸にしながらも、出入国は無事終了! しかし、ここでまたもや1時間近い遅れが・・・。 まだ、国境の街「ダラー」から東へ40kmにあるというボスラ遺跡の見学が残されているのだ。 添乗員や客の焦りをよそに、運転手はマイペースで大型バスを飛ばして行く。 後は沈みゆくお日様との勝ち目の無い競争にどこまで健闘出来るかだけである。
と、言う訳で本日最後の目的地であるボスラへ到着したのは、陽もとっぷりと暮れたもはや夜と呼んでも差し支えの無い時間の出来事であった。

シタデル(城砦)内部

到着した頃には既に日が暮れて外は真っ暗であった。
シタデルと言われる城砦に遺跡の入り口があるのだが、ただでさえ黒っぽい遺跡と言われているのに、闇夜の烏じゃないけれど、何も見えんじゃないですか・・・!?
シタデル内部でいけないと思いつつフラッシュを焚いて撮ったのがこの辺の写真である。 ←は内部装飾の石像と思われるが、なにせガイドも添乗員も客もみんな気が焦っているので記憶が定かではないのであった・・・。
いかにもそれっぽい通路

シタデル内部の通路である(見ればわかるって)。
流石に城砦だけあって重厚な造りで素晴らしいのだが重厚なだけあって暗いし、まるでRPGの地下迷宮でもさまよっているかのような錯覚を覚えるのであった。

でも、遺跡巡りしてるとこういう感覚はよくあるのであった。
ローマ劇場

突然、開けた場所に出たと思ったら、そこがこの遺跡のメインであるローマ劇場だった。 なんでも中近東最大の規模があるそうな。 昼間ならもっと見栄えがするんだろうけどねえ・・・。 まあ、夜の闇の中でもその巨大さはひしひしと感じられたけど。 遺跡保護の為にフラッシュはあまり焚くなと言われてたので、ろくな写真が無いけど、雰囲気はおわかり頂けると思う。

みんな焦っていたので、いま一つ印象の薄い遺跡になってしまったけど、今では世界遺産に登録されているそうだ。
モザイク

いかにも中近東って感じのモザイクである。 前記のシタデル入り口付近にあった(?)と思われる。
この後、この手のモザイクには嫌という程にお目にかかる事になる。