羽鳥峰(白滝谷)

850m

山域:鈴鹿山脈

2002.06.23



ヒロ沢の滝

白滝谷の小滝

白滝−右

アカナメ付近
人に言えない理由で1日ぽっかりと予定が空いた6月23日、神崎川流域の白滝谷に行って来た。
丁度、毎回サポートでお世話になっているF本氏の予定が空いていた為、ほいほいと声をかけてみたら、 快くご了承を頂けたからである。
先週は久し振りに滝巡りに出かけたが、今週は久し振りの山行(遡行)である。
先週のお気楽滝巡りにおいてすら顕著な体力低下(というかどん底なんだけど)を実感しているだけに、 かなりの不安がある・・・。
居酒屋での綿密な打ち合わせで決定したルートは朝明〜羽鳥峰〜ヒロ沢道下降〜天狗滝〜白滝谷遡行〜 羽鳥峰〜朝明というものである。
コース自体はよくある神崎川周回コースなのだが、白滝谷は遡行である。
というか自分としては白滝谷の遡行こそがメインであり後はおまけ程度に考えていたのだが・・・。
この時、二人の間には大きな見解の相違があったのだが、それに気がつくのは現地に赴いてからの事で あった。

さて当日、自宅周辺は曇りがちながら日和は良さそうで、朝明の駐車場までは特に問題もなく到着する。
流石に梅雨時といえど朝明の駐車場にはそこそこの数の車が停まり、登山装備のおっちゃんやおばちゃんが 次々に出発して行く。
若干の雨がパラパラしてはいたが、単調な舗装道を羽鳥峰へと向かう。 
体力温存のつもりで林道ルートを淡々と歩くのだが、すでにかなり暑い・・・。
小一時間で谷道と合流し羽鳥峰へ到着、小休止の後にヒロ沢への下降を開始する。
羽鳥峰湿原では期待していた花も無く順調にヒロ沢道を下って行く・・・、つもりだったのも束の間でいつの間にか 道を外している事に気がついた。
戻るべきかとも思ったが沢装備があるし、途中で登山道が沢を渡るはずなので復帰出来るだろうという事で そのまま下降を続ける事にする。
F本氏は流石に途中で渓流シューズに履き替えていたが、自分は渓流シューズの交換用ラバーソールが意外に 滑らないのでそのまま下る事にする。
(氏が靴を履き替える間にちゃっかりと周辺の小滝等を撮影してたりして・・・)

暫く順調に沢下りを続けて無事に登山道に復帰すると、程なく落差10M以上はありそうな滝に出くわす。
ヒロ沢にもこんな滝があるんだと感心しながら少し撮影させてもらう。
滝壺まで行きたかったが時間の都合で割愛、予定よりかなり遅れて神崎川に到達したのであった。
さてここで白滝谷出合いまでは当然に巻き道を行くつもりでいたのだが、F本氏は本流を下降するつもりだった らしい。 
神崎川本流ともなれば水泳は不可欠なのだが、そんなつもりの無かった自分は防水体制が不十分である
(特にカメラ関係)。
強引に高巻き道を進む事にしたのだが、この高巻き道がなかなか手強く落ち葉の堆積で滑りやすかったり結構 アップダウンがあったり踏跡が不明瞭だったりで、白滝谷出合いに到着する頃にはかなり疲労が蓄積されている 状態になってしまった。

我ながら先が思いやられる状態ではあるが、今日はこれからがメインイベントである。
大休止を兼ねた装備変更(ハーネス着用・フェルトソールへの付け替え)が終わるといよいよ白滝谷遡行の開始 である。
出合いの水量は多くも少なくもない程度、傾斜もそんなに無く遡行としては楽な部類であろう。
数年ぶりのお水ジャブジャブも楽しくこなせそうなのだが・・・、数年のブランクでなまりまくった身体は 正直に休養を求めている。
3M程の小滝を2つ越えるといよいよ白滝の登場である。
左右二条の滝のはずなのだが右の2段滝は水量もありいかにも滝っ!という感じなのだが、左の滝は水量が少なく 滝というよりは壁っ!とか岩っ!という感じである。
ここで暫く時間をとってもらい、撮影及び休養させて頂きました・・・。
いつまでもここにいたい気持ちになりかけていたが、現実にいつまでもここには居られないので重い腰をあげて 左の滝を直登する。
白滝の上流にはナメやら小滝が続き雰囲気的にはとても良い、のだが体力と気力がついて行かなかった。
心の奥底では撮影したい、止まって休みたいという欲求が渦巻いているのだが、殆ど惰性で足を動かし遡行を 続けて行く。
30M程の素敵なナメ滝は是非とも撮影したかったが、先を急ぐパートナーの勢いに押されて無念の通過となった。
左岸にプレハブ小屋が見えるあたりで一本とってもらうが回復にはほど遠い状態である。
再び気力を振り絞って遡行を再開するとアカナメと呼ばれる長大なナメ床が出現した。
これには二人とも感動して撮影モードへと突入する。
実際、鈴鹿ではこれだけ大規模なナメは見た事が無い。
白滝谷の核心は白滝だと思っていたが、下流の大滑滝といいアカナメのナメ床といい、白滝谷の核心はナメにあり と言っても過言ではあるまい。
そうこうしている内にアカナメの上流で登山道が沢を横切る所に差しかかった。
やれやれようやく終了かーと思ってみても我がリーダーは遡行を切り上げるつもりは無いようだった。
このあとも殆ど源流近くまで延々と遡行した結果、私は気息奄々になってしまいましたとさ・・・。
ようやく稜線にたどり着き長い林道をこれまた延々と下り、駐車場に着いたころにはええ時間になっておったとさ。
おしまい。

冗談はさておき、今度は白滝谷道を下って白滝谷をちゃんと撮影しながら遡行したいものである。
落差のある滝やすごいゴルジュは無いが一日かけてゆっくりと遊びたい、そんな素敵な沢であった。

天 候 − 曇り 

コース − 朝明駐車場 → 林道 → 羽鳥峰 → ヒロ沢道 → 天狗滝 → 白滝谷 → 羽鳥峰 → 林道 → 朝明駐車場